学校長の挨拶

 令和5年度は、児童数312名、学級数14学級でスタートしました。
 過去の記念誌を紐解くと、岡本小学校の前身である「日向館」は、学制が発布された明治5年、駒形新宿の千体堂で読み書きと習字を教えていた寺小屋的な施設でした。
 明治8年5月には、天王院を校舎とし、3学級を設け、名称も正式に「日向館」となりました。
 明治9年4月には、沼田学校を日向館に合併して「塚原学校」と改称しました。
 明治11年5月には、栢山学校を合併し、塚原字駒千代に新校舎を建築し、名称も「駒千代学校」と改めました。
 その後、明治25年4月には、「尋常岡本小学校」となりました。
 昭和47年4月に、「南足柄市立岡本小学校」となりました。
 そして、明治8年5月の創立から、今年度、本校は148歳になりました。
 この148年の間、学校は、場所を移動したり名前を変えたりしましたが、子どもたちに素晴らしい教育を受けさせたい、学校で学ぶことで理想の人間像に近づけたいという保護者や地域の思いや願いは変わっていません。society5.0 をめざした人材育成 が掲げられ、効率化や省人化が図られていきますが、対面で学ぶことで、たくさんの人と意見を交わし、自分の考えを深めていくという認め合い、学び合い、高め合う学校教育の良さはやはり変わりません。
 私たちは、それを忘れずに、令和の日本型学校教育の柱となる「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を推進しながら、今年度も、学校教育目標を「夢に 向かって未来を拓くおかもとの子の育成」とし、具体的には「おもいやりのある子」「かしこい子」「もくひょうに向かうねばりづよい子」「ともに生きる子」の育成のために、「生き生き学校」をめざして全職員で尽力してまいります。
 今後も学校・家庭・地域との連携を大切にし、地域に根ざした学校を創っていきます。皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
 
 
                                           校長 渡辺 理恵


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